Unite Tokyo 2018 に行ってきました
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2018.05.26
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Unite Tokyo 2018

目次
Unite Tokyo 2018 に行ってきました
Biz-AR開発チームの小宮です。
Unityユーザーのためのテクニカルな講演やブース出展が数多く行われる、国内最大のUnityカンファレンスイベントUnite Tokyo 2018 に参加してきました。Unity本社からゲームエンジンを開発しているスタッフも来日し、Unityの最新機能解説をはじめ様々な講演が行われました。
Unityは世界シェアナンバー1を誇るゲームエンジンですが、ゲーム以外の分野でも活用されています。当社でも「ARサイネージ」、空間メモアプリ「STag」、HoloLensアプリ開発など、エンターテイメントから産業分野まで、多くのプロダクト/サービスをUnityで開発しています。
当社のARサービス
現在、当社ではUnity+HoloLensのイベント用アプリを絶賛開発中!近日中にお知らせ予定です。
Unite Tokyo 2018においても、ゲーム以外の導入事例の講演も多く、映像制作やARとVRを活用したコンサートの裏で使われていたり、医療分野においても活用されているとのことでした。最近のUnityはCADデータとの連携に力を入れているようですので、建設分野でもUnityを活用する場面が増えるかもしれません。また、今回は流行りのバーチャルYouTuber関連の講演も行われました。コンシューマーからビジネスまで、Unityの裾野の広がりを感じさせるイベントでした。
今回、個人的に面白かった講演をいくつか紹介いたします。
「ゲームの中の質感」
技術とは異なる内容ですが、個人的に一番面白かった講演でしたので紹介します。題材となる「質」を見つけ出し、それを可視化する「現象」のデザインを考えることで質感をデザインする…無数の無機質な直方体が、「群れ」の動きをし始めると途端に魂が宿ったように感じられる(生命の質感(=魂)を感じている)のは感動的な体験でした。この感覚を共有したいのですが、講演スライド・動画非公開なのは本当に残念です。
「とても楽しい!HoloLensとUnity、テーマパークのMRゲーム開発について」
ナンジャタウン×MR プロジェクトの事例紹介。現地環境をスキャンしてUnity上で再現する等、MR特有の開発手法やノウハウは今後の開発の参考になりました。HoloLens用耳カバーは便利そう。誰か作って。
「マジで!?Unityだったの!?次世代エンターテイメントの裏側」
「超歌舞伎」などのライブエンターテイメントイベントでの事例紹介。どうやって作られ操作されていたのか、ノウハウが詰まった講演でした。
「トヨタ自動車向け遠隔地3D車両情報共有システムにおけるPhotonご利用事例と最新情報ご紹介」
Unity + VR + Photonを使ったVR集合教育システムとCADデータの連携等の紹介。
「Unityの開発サイクルとバグへの取り組みについて」
Unity内部でのバグフィックスのフロー、バージョン管理・開発サイクルなどの紹介。それを踏まえて我々はどのバージョンのUnityで開発すべきか?など。Unityではvote数の多い不具合から優先的に修正する方針があるとのことなので、気になる不具合はvoteしましょう。Unityのバージョン選びですが、当面は2017.4.2 or その時点での最新版(現時点では2018.1.0)を使うのがよさそうです。
それでは、よきUnityライフを。
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