ARKit2.0新機能まとめ AR空間の再現や共有、物体認識まで実現!!
NEWS
2018.11.15
ブログ
iOS12にあわせてARKitも2.0にバージョンアップしているのをご存知でしょうか?
今回はARKit2.0の新機能を簡単にご紹介します。
ARKit2.0で追加された機能
アプリを中断した後でもAR空間を再現できる
例えば、家具の設置シミュレーションを中断しても、次にアプリを起動したときに前回と同じ位置に家具の3Dモデルを出現させる、といったことができます。
空間情報を一旦保存して、次にアプリを起動した際に保存した空間情報を読み込んで、再展開するといったことができるようになりました。
かつてGoogleが提供していたTangoに近い機能が実現できそうです。
AR空間を共有できる
空間情報を共有して複数のデバイスで同じAR体験をすることができるようになりました。
例えば、ARゲームを友達と一緒にプレイしたり、設置シミュレーションを同時に複数人で行うことができます。
立体物の認識
玩具や彫刻のような3次元の物体を認識できるようになりました。
iOS12では標準アプリケーションとして追加された「計測」ではこの機能が活用されており、製品の箱のような立体的なものの位置や大きさなどを計測できます。
例えば、博物館の彫刻を認識して展示ガイドを表示したり、機械を認識して操作ガイドを表示する、といった事がiOSだけで実現可能になります。
ただ、認識に少し時間がかかったり、うまく認識できないこともあるようなので、工夫が必要かもしれません。
現実世界をARオブジェクトに反映
現実の景色から環境マップテクスチャを生成する機能が追加されました。
これにより現実の景色をCGのモデルに反映させることができるため、よりリアルな表現が可能になります。
周囲の景色が銀色の球体(CG)に反映されているのがわかりますでしょうか?
エム・ソフトのロゴの赤い部分がわかりやすいかと思います。
現実世界の一部をリアルタイムにCGに反映するといった事が実現されています。
まとめ
AR空間の再現と共有は、ARアプリの大きなトレンドになりそうな予感がします。
環境情報をクラウドに保存し、たくさんのユーザで共有することで、ARクラウドを実現することがいよいよ可能になります。
また、ARを使ったマルチプレイゲームは、より身近で手軽なものになるのではないでしょうか。
ARKit2.0の登場により、さらにレベルの高いAR体験が実現できそうです!
エム・ソフトでも、これらの最新機能を使ったARアプリを開発しています。
これらのデモをご覧になりたい方や、ARでできるかどうか?といったご相談があれば、お気軽にご相談ください!
- CATEGORY
- Pinspect
- RayBrid KeyMaker
- ブログ
- 開発ノート
- セミナー・イベント
- 【終了済】セミナー・イベント
- メディア
- イベント
- 資料