【講演レポート】『コモングラウンドを実装せよ!次世代都市とミラーワールド』

NEWS

2019.11.01

ブログ

こんにちは
エム・ソフトのソウミヤです。

先日10/25に開催された「Archi Future 2019」に行ってきました。
「Archi Future 2019」は建築分野におけるコンピュテーション活用を中心とした最新動向と最新のソリューションの紹介を目的としたイベントで、建築分野向けの最新ICTソリューションの展示と講演会で構成されています。

その中でも私が楽しみにしていたのは、建築家の豊田啓介氏とWIRED日本版編集長の松島倫明氏による特別対談!

『コモングラウンドを実装せよ!次世代都市とミラーワールド』

雑誌『WIRED』日本版VOL.33で特集されたミラーワールドについて、興味深いお話を聞くことができました。

ミラーワールドとは、現実の都市や社会、わたしたち自身といった物理世界(リアルワールド)のすべてが1対1でデジタル化された〈デジタルツイン〉で構成される鏡像世界のこと。Web、SNSに続く第三の巨大デジタルプラットフォームとして注目されています。

ミラーワールドという言葉を最初に拡めたのは、イェール大学のコンピューター科学教授デイヴィッド・ガランターだ。ミラーワールドは、単に見た目だけでなく、そのモノがもつコンテクスト、意味も反映する。ミラーワールドではまるで現実世界と同じように、相互にやりとりし、操作し、経験することができる。初期段階のミラーワールドは、わたしたちの目には現実世界を覆う高解像度の情報レイヤーのように映るだろう。すでに面識のある人物の前にヴァーチャルなネームタグが浮いている、といった感じだ。あるいは、右左折すべき曲がり角に青い矢印が表示されていたり、観光名所に便利な注釈がぶら下がっていたりするかもしれない(暗く閉ざされたVRゴーグルと違って、ARグラスはシースルー技術を用いてヴァーチャルな情報を現実世界に重ねる)。
~雑誌『WIRED』日本版VOL.33より~

上記引用にもあるように、対談においてもARがミラーワールドにおけるもっとも重要なテクノロジーとして語られ、「マインクラフトアース」の紹介ビデオが流されました。確かにARはリアルワールドからミラーワールドを垣間見る覗き窓(またはミラーワールドをリアルワールドに召喚する魔法陣?)のようなものかもしれません。

そして対談を聞く中で感じたこと、ミラーワールドとは、まさに我々がPinspectで実現しようとしていること「現実の空間をデジタル記述し、それらを再度現実空間に可視化する」の究極に位置するものではないか。つまりPinspectは来るべきミラーワールドの現在の姿のひとつであると…。

少々大袈裟かもしれませんが、それくらい社会にインパクトを与えるソフトウェアを目指していきたいと思います。ご興味のある方は、ぜひPinspectでミラーワールド(の一部)を体験してみてください!

ミラーワールドについての詳細は、こちらをご参照ください。

私たちエム・ソフトも、XRを通じて、現実とデジタルを接続し、新しい社会づくりを目指しています。
ご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。