ARを使ったオンライン映像配信を実現!「Raybrid KeyMaker」とは?

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2021.06.02

ブログ セミナー・イベント

こんにちは。エム・ソフトの有村です。

新型コロナウイルスの影響により、今まで対面で行っていたセミナーやイベント等を、オンラインでの動画配信で代替する企業が増えてきたように思います。
しかし、既存の映像配信ツールでは、資料を見せながら話すのが難しかったり、見せる映像が単調になりがちで、思ったように聞き手に伝えることができない、といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、「ニューノーマル時代の伝わる映像表現」と題して、動画配信で企業が抱えている課題と、その課題を解決できるエム・ソフトの映像合成システム、”RayBrid KeyMaker”についてご紹介していきたいと思います。

 コロナ禍によって映像配信の重要性が高まっている

コロナ禍によって、対面式のイベントを開催するのが難しくなりました。そんな中、ウェビナー(オンラインセミナー)など、オンラインでのイベント映像配信が注目を集めています。

オンラインでのイベント例:

・セミナー(ウェビナー)
・授業、研修
・製品発表会
・記者会見
・社内イベント、採用イベント
・パネルディスカッション
・etc…

映像配信であれば、同じ空間に参加者が密集することなく、イベントを開催することができます。また、会場費を削減できたり、遠隔地の人であっても参加できるなど、多くのメリットがある為、オンラインでの映像配信イベントを始めた企業も多いと思います。

しかし、今まで対面で直接説明していたものを、単純に映像に置き換えただけで、「相手に伝わる映像」になっているのでしょうか?

その映像、伝わっていますか?

例えば、製品のカタログやパワーポイントのスライドなど、資料を見せながら何かを伝える場合、ZOOMなどの映像配信ツールでは話し手が見えにくくなります。

別のツールを使ったとしても、小さなスペースにしか表示できず、身振り手振りを使ったプレゼンが難しかったり、グリーンバック等の特殊な設備が必要だったりと、色々な制約がかかってしまうのが現状です。

より印象深いプレゼンテーションを実施するためには、どんな場所でどのように情報を伝えるか、ということが重要なポイントとなります。
それを踏まえて考えると、映像配信でのイベントでは以下のような課題、ニーズがあるかと思います。

①人物と情報を同時に表示したい

 →資料や製品、動画を表示するだけでは伝わらない。人物の目線や表情、身振り手振りを交えたい。

②生配信でも印象に残る映像を届けたい

 →生配信では演出に限界があり、画が単調になる。人の記憶に残る映像をつくりたい。

③内容に合わせて世界観を演出したい

 →スタジオの内装をそのまま活かしたり、意味のある背景を使ってプレゼンの世界観を表現したい。

このようなニーズに対して、弊社がご提案するRayBrid KeyMakerであれば、これらの課題を解決し、全く新しいプレゼンテーションを実施することが可能になります。

RayBrid KeyMakerとは?

Raybrid KeyMakerは、「特殊なスタジオ設備が不要で、且つリアルタイムに映像を合成することができるシステム」です。
距離センサーとカメラの情報から画像処理によって、対象物を切り抜いた映像を作り出し、用意しておいた別の資料や映像と合成することができます。

例えば以下画像の場合、人物と背景映像(サッカーの映像)をリアルタイムで合成しています。グリーンバックを使ったクロマキー映像とも異なる全く新しい映像表現が可能です。

※クロマキー 特定の色の成分から映像の一部を透明にし、そこに別の映像を合成する技術

 

KeyMakerの特長

では、KeyMakerの機能を3点ご紹介します。

AR演出を実現!キャラとの共演も可能!

KeyMakerは、切り抜かれた対象物を中心に、後ろに2レイヤー、前に2レイヤー合成することができます。

例えば以下の画像(映像キャプチャ)は、人物の後にオフィスの背景画像と説明資料を差し込み、前にテロップとLIVEマークを合成しています。

大事な情報は文字として最前面に、図や写真など指差しが必要なものは人物の背面に配置することで、発表者の身振り手振りや表情も交えながら説明を行う事ができるようになります。

②リアルタイム合成!資料を指差ししながら演出可能!

2つ目の特長は、上にお見せしたような映像をリアルタイムに合成して作成できる点です。

通常、このような合成映像は予め収録された映像を編集用ソフトを使って時間をかけて作っていきますが、このKeyMakerでは映像を配信しているその場で簡単に合成することができます。

発表者の動きに合わせて合成素材を表示できる為、例えば資料の注目しているポイントに指をさしながら説明する、といったことも可能になります。

また、システムの操作画面は非常にわかりやすく作られているので、操作も最小限の人数で簡単に行うことができます。

③特殊なスタジオ設備不要!会議室でもOK!

3つ目の特徴は特殊なスタジオ設備が不要ということです。

例えば、合成映像を作る場合はクロマキーセットが必要になりますが、クロマキーを使用すると、以下のような問題が生じてしまいます。

・グリーンバックスタジオ等の設備で撮影が必要
・服の色や素材に制約がある(背景と異なる色にする、光が反射するものは身に着けない、など)
・現実の背景を生かせない

KeyMakerでは、カメラの上下に距離を測るセンサーを取り付け、それらの情報を元に独自の画像処理を行うことで、対象物の抽出を行います。

これにより、合成専用のスタジオではなく、お好きな部屋やいつもの会議室でも思い通りのプレゼンテーションを実施することができます。

軽量で持ち運び容易なKeyMaker Lite RS

ここまでご紹介してきたKeyMakerはカメラに2台のセンサーを利用したシステムでしたが、「もっと持ち運びがしやすい機材で実施したい」というニーズにこたえる為、KeyMaker Lite RSを開発しました。入力する映像はセンサー付きのカメラのみで行い、合成用のWSもノートPCとなっていますので機材の持ち運びが簡単にできるのが特徴です。

告知:KeyMakerオンラインセミナーのご案内 6/15(火)、6/30(水)

このKeyMakerで、どのような映像が実現できるのかを実際にご覧いただくために、オンラインセミナーを開催いたします。
本セミナーは、全て実際のKeyMakerによる映像でお届けいたします。

企業が行うオンライン配信の具体例にもなると思いますので、映像配信にご興味ある方はぜひご参加ください。

◆参加対象者
 オンラインで自社主催のイベントを実施中または実施検討中の方

◆セミナー詳細
 開催日時: 2021年 6月 15日(火)11:00~
       2021年 6月 15日(火)15:00~
       2021年 6月 30日(水)11:00~
       2021年 6月 30日(水)15:00~
 会場  : オンライン
 費用  : 無料
 定員数 : なし

◆申込方法
下記お問い合わせフォームより必要事項を記入の上、参加申し込みをお願いいたします。
https://biz-ar.jp/seminar/form.html

まとめ

今回は「伝わる映像配信」という切り口から、エム・ソフトのKeyMakerを紹介しました。

オンラインでの映像配信の需要は今後も増えていくことが予想されるので、競合との差別化がより一層重要な意味を持ってくると思います。
KeyMakerを使うことで様々な映像表現が可能になる為、自社だけの特別な演出をすることができ、映像による差別化が簡単に行えます。

もしKeyMakerにご興味のある方はぜひお問合せください。

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