建設業界のi-Construction 2.0とDXによる効果について解説します

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2024.07.08

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こんにちは。エム・ソフトの有村です。

近年、建設業界では、更なる効率化と品質向上を目指したDXの取り組みが加速しています。
そこで今回は、建設業界のDXを支援する私たちエム・ソフトが、今年の4月に新しくに策定された「i-Construction 2.0」と、それに関連するDXについて解説します。

i-Construction 2.0とは?

i-Construction 2.0は、国土交通省が推進する建設現場の生産性向上とDXを目指した新しい取り組みです。

人口減少などの社会問題が深刻化する日本において、、建設業界が直面する課題に対処し、将来的にも持続可能なインフラ整備と維持管理を実現することを目的としています。

i-Constructionは2016年度から始まり、ICT(情報通信技術)を活用した施工の効率化を図ってきました。これにより、建設現場の業務効率化が進められてきましたが、今後もさらなる業務改革が必要とされています。

そこで、国土交通省は「i-Construction 2.0」という新たなフェーズを打ち出し、建設現場の生産性向上に向けた省人化対策を強化することを決定しました。

i-Construction 2.0は、2040年度までに建設現場の省人化を少なくとも3割達成し、生産性を1.5倍に向上させることを目標としています。
この目標を達成するために、以下の3つの柱を中心に取り組みが進められています。

1. 施工のオートメーション化
2. データ連携のオートメーション化
3. 施工管理のオートメーション化

i-Construction 2.0の取り組みにより、建設現場で働く一人ひとりの生産性を向上させ、少人数でも安全かつ快適な環境で働ける現場を実現することを目指しています。

将来的な人口減少にも対応しつつ、持続的なインフラ整備を続けるためにも、これらの取り組みが必須です。

参考:i-Construction 2.0 ~建設現場のオートメーション化~ (https://www.mlit.go.jp/tec/constplan/content/001738240.pdf)

i-Construction 2.0の取り組みと効果

i-Construction 2.0の成功には、業務のDX推進が不可欠です。

ここでは、上記で紹介した3つの柱を詳細に解説します。

施工のオートメーション化

施工のオートメーション化は、建設現場の効率と安全性を飛躍的に向上させる鍵となる取り組みです。
センサー等を使って現場の情報を取得し、ロボットやドローン、AIなどの先進技術を駆使して、従来の手作業による工程を自動化することを目指しています。

施工のオートメーション化によって、主に以下のような効果を得ることができます。

1.建設現場の省人化:
機械やロボットなどのツールを活用することで、人力だけに頼らない、高速かつ正確な作業を行うことができます。

これにより、現場の作業を省人化することができ、人口減少、人手不足の問題を回避することが可能となります。

2.安全性の向上
 危険な作業や困難な場所での作業をロボットが代行することで、作業員の安全が確保されます。

作業を安全に行えるようになることで、労働災害のリスク減少などの効果があります。

データ連携のオートメーション化

データ連携のオートメーション化とは、建設現場で生成される膨大なデータを自動的に収集、処理、共有する取り組みです。
クラウド等を用いたデータ連携ツールや現場のデジタルツインを活用し、紙の書類などを使わず、現場の情報共有や分析が簡単に行えるようにする「業務のペーパーレス化」を目指しています。

データ連携のオートメーション化によって、主に以下のような効果を得ることができます。

1.施工計画の効率化:
現場のデジタルツイン等を活用することで、設計や施工におけるシミュレーションを3次元的に行うことができるようになります。

これにより、各工程における問題の早期発見や、それによる迅速な対応が可能になります。

2.情報共有の効率化:
現場の状態がリアルタイムで共有可能になることで、関係者や現場間でのデータ共有が容易になります。

これにより、情報のタイムラグが解消され、全体のプロジェクト管理がスムーズに行うことができます。

また、意思決定や現場への指示が素早く行えるため、業務の生産性が向上します。

施工管理のオートメーション化

施工管理のオートメーション化は、建設プロジェクトの管理業務を自動化する取り組みです。
進捗状況のモニタリング、品質のチェック、コストやリソースの管理などの業務を自動化することで、管理者が意思決定をより正確に行い、全体のプロジェクト効率の向上を目指しています。
また、現場へ訪問せずに状況を把握する「遠隔臨場」等の取り組みもこちらに該当します。

施工管理のオートメーション化によって、主に以下のような効果を得ることができます。

1.現場への移動工数、コスト削減
IoTセンサーやクラウドを用いたツール等を利用して、現場の状況をリアルタイムで監視します。

リモートでの進捗管理や遠隔臨場が可能になるため、現場への移動工数やコストを削減することができ、業務の効率化につながります。

2.施工管理の最適化
現場の状況をモニタリングし、そのデータを集約できるようにすることで、施工の進捗管理や品質管理を最適化することができます。

これにより、問題の早期発見や、それによる迅速な対応が可能になります。

i-Construction 2.0を推進するならエム・ソフトの建設DXソリューション

エム・ソフトは、i-Construction 2.0やDXを推進するためのソリューションを提供しています。

・高度なIT技術を保有

XR(AR/MR/VR)や画像処理、クラウド、点群処理など、様々なIT技術に対応しています。
また、それの技術を組み合わせ、建設業界の様々な課題を解決する技術力と提案力を保有しています。

・建設業界への豊富なソリューション提供実績

エム・ソフトは大手ゼネコンをはじめ、様々な建設関係のお客様独自のシステム開発を行ってきました。
また、それらの知見を活かした自社サービスにより、さらに多くのお客様の課題を解決しています。

建設業界で活用できるエム・ソフトのソリューションは別の記事で改めてご紹介いたしますので、そちらもぜひチェックしてください。

まとめ

i-Construction 2.0によって進められるDXの取り組みは、建設現場の生産性を劇的に向上させるだけでなく、少人数でも効率的かつ安全に作業を進めることを可能にします。
これにより、持続可能なインフラ整備と維持管理が実現し、日本の建設業界は新たな時代に対応したスマートな建設現場を築いていくことができるでしょう。

とはいえ、建設業界は長年i-Constructionに取り組んでいますが、未だ業務改善の余地が多いというのも実情です。

エム・ソフトは建設業界向けに様々なITソリューションを提供しています。
i-Construction 2.0やDXの取り組みを検討中の方はぜひお気軽にご相談ください!

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