MR(Mixed Reality)とは

MR

KNOWLEDGE

MR(複合現実)とは

Mixed Reality(複合現実)の略。ARとVRを組み合わせたような技術であり、現実世界と仮想世界の座標空間を精緻に重ね合わせる事で、現実世界と仮想世界を同時に体験可能にします。Microsoft社のHoloLensなどのシースルー型と呼ばれるヘッドマウントディスプレイ(HMD)や、カメラ付きのVRヘッドセットなどを装着することで実現します。VRでは難しい歩き回るといった動作も、現実世界をベースにするMRでは実現可能になります。

MRを実現するデバイス

Hololens

HoloLens(ホロレンズ)とは

MRに最適なツールとして米国マイクロソフト社が開発したシースルー(透過)型と呼ばれるヘッドマウントディスプレイ(HMD)です。HoloLens等を使った現実世界をベースとするMRの世界では、今までのVRでは難しかった歩き回ると言った動作も実現可能になります。より視界が広く、軽量化されたHoloLens2が2019年末に公開され、ビジネス領域でのMR利用の原動力になっています。

エム・ソフトは、「Microsoft Mixed Reality パートナープログラムの認定パートナー」に認定されています。

Magic Leap 1

引用:Magic Leap

Magic Leap 1(マジックリープワン)とは

米国Magic Leap社が開発したMRヘッドセットです。複数のセンサーとシースルー型のヘッドセットにより、高度なMR体験を可能にしています。また演算部とバッテリー、コントローラユニットをヘッドセットから分離することで、ヘッドセットの軽量化を実現しています。
日本では、NTTドコモが5Gと組み合わせたMRコンテンツの普及を目指し展開中。

HoloLens 2 の基本情報

発売日

2019年11月7日

HoloLens 2 を購入できる場所

マイクロソフト オンラインストア 法人窓口
認定リセラー(日本ビジネスシステムズ、大塚商会)

HoloLens 2 の価格

デバイス単体  3500米国ドル

  • ・HoloLens 2 with Dynamics 365 Remote Assist

     月あたりユーザごとに125ドル

  • ・HoloLens 2 Development Edition

     3500米国ドル
     または、月あたり 99 米国ドルから

詳細:マイクロソフトストア

HoloLens 2 の7つの特長

01

複数のセンサーによる高精度のトラッキング

環境認識用の4つのカメラをはじめ、深度センサー、慣性計測ユニット(IMU)など複数のセンサーを搭載。そのため、周辺環境を高精度かつリアルタイムに検出すると同時に、ユーザの頭の位置や向きなども検出し、高度なトラッキングを実現しています。

02

シースルーで、見ているものにデジタルCGを合成表示

HoloLensの最大の特長で、視界を覆う事なく、目視しているリアルな景色にそのままCGやデジタル情報が合成表示されます。これにより、VRでは難しかった移動しながらの体験が可能になります。

03

単体で動作し、ハンズフリーを実現

HoloLens2は、内部にWindow10を搭載しており、単体で動作します。優先で接続されたコントローラなどもなく、完全にハンズフリーを実現しています。

04

視線入力、ジェスチャーや音声認識にも対応

視線移動によりカーソルを動かす事ができ、ハンドジェスチャーでマウスのクリック操作に近い事ができます。また、音声でも基本メニューを指示することが可能です。これにより、ハンズフリーでの操作が可能になります。

05

開発のしやすさ。Unityにも対応

3DゲームやVRアプリ開発に普及しているUnityを使って開発することが可能です。HoloLensエミュレータも用意されており実機がなくても確認することができます。

06

広い視野角

前機種と比べて2倍の視野角と解像度で、よりリアリティのある映像体験が可能になります。見えている視界に対し、デジタル合成領域が広くなり、使いやすさが向上しました。

07

軽くて使いやすい装着性

前機種よりも軽量化され、また、使わないときはフロント部を跳ね上げできる「フリップアップ機構」を備えるなど、産業分野で利用使いやすい形状に進化


エム・ソフトは、「Microsoft Mixed Reality パートナープログラムの認定パートナー」に認定されています。

HoloLens 2 紹介動画

Microsoft社 HoloLens 2 の製品紹介動画

Pinspect MR 紹介動画(HoloLens2対応版)
MRを使ったハンズフリーの点検業務ソリューション

MRを使った活用事例を見る

『Pinspect』とは?

Pinspectは、ARの技術を活用し、空間上にデジタル付箋(メモ)を残すことができるアプリです。
対象箇所の3次元座標を取得し、現場の空間上に設置・可視化が可能で、あらかじめ設定された項目のメモや写真を保存することができます。
また、現場の情報を図面やEXCEL形式のレポートに反映して出力したり、クラウド経由で関係者間と共有することも可能です。
PinspectはiPhone/iPadまたはHololensでご利用が可能です。